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(18)企業のESに志望動機は要らないと思う

博士課程が終わった時の進路は民間企業への就職希望なのでいわゆる就活をしなければいけないのですが、自分はあの就活という文化が本当に嫌いです。どういう所が具体的に嫌なのかについては別の記事でいつか詳しく書こうと思います。一時期就活狂想曲という映像作品が話題となりましたが、大体ああいう感じの所が嫌なのです。

就活文化を象徴するものとして志望動機というものがありますが、アレに意味があるのでしょうか?「以前からその分野に興味を持っていて」とか「経営理念に共感した」とか、如何にも噓っぽい同じような理由をESに書いて、面接で話してその人間の能力や性格を測れるのでしょうか?労働者側の人間の働く原動力は基本的に「金が欲しい」です。逆に金の為にしっかりと責任を果たせる人間の方が信用に値すると自分は考えています。

さて、某企業のインターンESは保有技術、研究概要以外に書く欄が無かったのは自分的に高く評価しています。「自分は何が出来て、今まで何をこなしてきたか、何に興味を持っているのか」だけを見て、人材としての評価を下して欲しいと前々から考えていたので、とても好印象です。日本の全ての企業がこういう合理的なスタンスであれば採用にかかるコストが減り、雇用の流動性も上がるのではないでしょうか。

2018/12/08