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(26)正しい知識とやり方でそれなりのクオリティは達成出来る

僕が好きなYouTubeチャンネル「ヨビノリ」の過去動画、塾講師を始める人へのアドバイス(動画はこちら)を何気なく観たのですが、内容が凄く良かったです。実を言うと、この動画が出た時は心構えがどうとかありきたりな精神論を語っているのかなと思い込んで再生すらしなかったのですが、これが全くの正反対で具体的なアドバイスを語っていて好印象でした。

特に3つ目、4つ目のアドバイスである「黒板から距離を取れば文字が斜めにならない」「良い指し棒を買えば体をあちこちにやらなくて済む」という二つのアドバイスは的確で納得しました。授業が上手くなる為のテクニックというのがこの世の中に溢れていますが、まずはこの二つを実行することによって最低限のクオリティが保たれるのでしょう。確かに、文字が綺麗で講師の動きがゆっくりしていればそれっぽく見えそうです。

今回の件に関連して、バーテンダーの友人が「氷とグラスで味の7割が決まる」と言っていたことを思い出しました。どれだけのテクニックをつぎ込んでも氷とグラスがいい加減であれば美味くなるはずはなく、まず基本技術以前の下準備が出来あがるモノのクオリティを決めるとのこと。逆に正しい下準備さえすれば合格点の美味さは達成出来るとのことで、家で酒を作るときのコツとか色々教えてもらいました。確かに言われた通り作ればプロの味ではないですがそれっぽい味になるので中々面白かったです。

「正しい知識と正しいやり方でやる」という原則が守れたときに初めて高いクオリティを目指せるということを常に意識したいものです。間違ったやり方で努力しても高いクオリティを求められないどころか、無駄な苦労ばかりしてしまいます。結構前に間違った知識でマジックを少し齧ってしまった友人にカードの正しい持ち方を教えたとき、「技法が全然楽に実行出来る!!」と驚いた顔で言われ、「正しいやり方というのは一番楽に目的が達成出来る」から皆が正しいと認めてるということを強く認識しました。

さてこれを機に、バッドノウハウばかり覚えてしまっているプログラミング関係の知識をちゃんと教科書で学び直そうと思います...

2019/02/27