(32)セクト団体と政界進出
統一地方選でヤバイ候補がどんどん政界に進出したようです。港区では選挙に出るたびにひたすら落ちていたマック赤坂が当選し、選挙芸人枠からただの議員枠に入ってしまいました。NHKをぶっ壊すでお馴染みのNHKから国民を守る党は東京23区のうち19区で候補者を当選させたようです。地方議会で当選ラインが低いとはいえ、相当の票数を集めたということは晴天の霹靂でした。
今回の選挙で特に危機感を覚えるのはテロ組織である中核派の構成メンバーが杉並区議に当選したことです。中核派とは過去に暴力事件を起こしてきた過激派であり、公安調査対象となっています。過去の暴力事件を総括しないばかりか、現在も男性を監禁した疑いで構成員が逮捕されています(不起訴になったようですが...)。明らかに危険で暴力的な組織が政界に進出し公的な承認を得るということに強い不安を覚えます。
中核派の最近の広報活動を見ていると過激化する前のオウム真理教の姿と重なります。オウム真理教は様々なバラエティ番組などに出演し、ネタ枠としての地位を得ていました。中核派もYouTubeに進出し、ネタ枠としての立場を確立したからこそ今回の得票となったのでしょうか?安易にネタとして扱うことがどれほど危険か、今回の選挙でよく理解出来たので自分を含めて反省する必要があるでしょう。
2019/04/23