(28)Fortranはクソ
将棋ソフトQhapaqの開発者が書いた数値計算屋がFortranを捨てるべき3つの理由という最高にロックなブログがSNSで話題になってます。Fortranとはパンチカードにプログラミング文が書かれてた時代の古代言語で、非常に可読性が低いクソ言語です。記事にも書いてあるように、サブルーチンが謎命名規則で用意されてるため、ぱっと見でどういう計算をしているのか全くわかりません。また、Fortran77という古いFortranは固定形式といってプログラム文の左端を6行空けるという外見的にも汚くなるクソ仕様です。マジでFortranはクソ。
筆者は計算物理出身ということもあり、Fortranで書かれたスパゲッティコードを大量に読んできてその度にストレスを溜めていたことが容易に想像出来ます。Fortranで書かれた大規模なコードを上手いことリファクタリングして整理していくなどという慈善事業を誰も引き受けてくれるはずがないので、秘伝のタレのように少しずつ継ぎ足されてもう手が付けられない状況になっています。すなわち、多くの研究者がFortranのプログラム文を読まざるを得ない状況になっており、悪の伝統が次の世代へ引き渡されている訳です。マジでFortranはクソ。
以前記事に書いたTAを引き受けていたプログラミングの授業では、このFortranを教えてた訳ですが、これのせいで我々の負担が増えたと言っても過言ではありません。新しく教材を作る手間がかかるので引き継がれてきたものをそのまませざるを得ないというのは理解出来なくはないですが、せめて固定形式のFortranは止めて欲しいです。学生のエラーの対応のためにコード文を見たら左6行空けるところを5行しか空けてなかったというようなことが良くあり、我々の質問対応の負担が二倍くらいに増えてました。マジでFortranはクソ。
2019/03/21