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(42)飛沫候補は既存政党への不満の捌け口

参院選が終わり、NHKをぶっ壊すでおなじみのNHKから国民を守る党、山本太郎率いるれいわ新撰組が議席を獲得したようです。以前の記事でも触れたように、いわゆるネタ枠で出馬しているはずの候補が次々と当選していく現状に強い危機感を抱きます。それほどまでに既存政党への期待が薄れているという一部国民のメッセージなのでしょうか。

既存政党への不満を抱えた層が一定数いるという事実に与党および主力野党は目を向け続けるべきでしょう。これまでの内輪ウケばかりを意識した政策や選挙活動の展開ではこのような過激な飛沫候補に無所属票を掘り出されてしまい、貴重な議席が反知性主義によって埋められていく事態が起きてしまいます、いやそもそも既存政党が反知性主義に染まっているのかもしれませんが。

N国党の立花氏およびれいわの山本氏には一種の独裁者としてのカリスマ性が伺えます。過激な言葉で大衆を扇動し、全国各地で支持を着実に集めています。このような独裁者に対抗する手段はあるのでしょうか?やはり与党野党が不満の受け皿を作り、期待出来る政治活動を行ってもらう他ないでしょう。アメリカでのトランプ当選のシナリオのような悪夢が日本で起きないことを願うばかりです。

2019/07/31