(59)「秘書が勝手にやった」
金沢大が融合学域先導学類の設置を計画しているようです。教養学部のように分野の分け隔てなくあらゆる分野を学び、謎科目名の専門科目を履修することによって学位が与えられるシステムでまるで東大の進振りを彷彿とさせます。融合学域の設置は、既に行われている理系一括入試(2年目から成績によって学域が振り分けられる)のように分野選択の自由を増やす試みを更にパワーアップさせていくという動きなのでしょう。このような金沢大の謎方針に「この大学はどこへ行くのか」「上辺だけのよく分からないカリキュラム説明だ」などといった批判の声が上がっているようです。
学長が山崎光悦になってから謎の改革がたくさんあり、それに対する反発の声がよく聞かれます。前にブログで取り上げたスーパーグローバル大学なども今の学長になってから始まった愚策です。このような愚策ばかり強権的に実行する山崎光悦に対して強く反発する教員・学生の姿をよく見かけます。それにとても同調したい気持ちがありますが、本当の敵を見誤ってはいけないという感情もあります。融合学域もスーパーグローバル大学も中央省庁が巨大予算を下ろすトップダウン政策の一貫として実行されているにすぎません、我々の真の敵はこのような愚策予算を執行する中央行政ではないでしょうか?安倍の秘書が略式起訴されたニュースを聞いた際、ガソリーヌ山尾先生の「秘書が勝手にやったこと」という言い訳を思い出しましたが、真の権力者は自らの権力性を隠すことに全力を注いでいます。革命戦士としてそのような卑劣な権力者に対して常に闘争を求める姿勢でいたいです。
2020/12/25